グアム旅行記 予約から帰国まで(旅行編1 成田空港からグアムのホテルまで)

海外旅行
画像はイメージです。

2023年7月下旬にグアムに旅行しました。

5年間の海外ブランクがあったので、新たな気づきがありました。旅行の様子を「準備編1~3」と「旅行編1~2」に分けて、気ままに書いていきます。今回は「旅行編1」です。

成田空港

ユナイテッド航空にチェックイン

飛行機出発時刻11時なので8時40分に成田空港駅に到着

南ウイング4階のユナイテッド航空有人チェックインカウンターに着くと、50人くらいが行列していて、待ち時間20分程度でチェックインの順番が来ました。

私が「昨日モバイルチェックインを試みましたが挫折しました。紙のボーディングパスをください」と言ったらカウンタースタッフさんは苦笑い。 「非常口席にお座りいただく方を探しています。お客様は英語を話しますか?」 との質問がありましたので、出発2時間前でもシートアサインは継続中なのだなと思いました。

発行された搭乗券を見ると「搭乗開始10:20」「搭乗終了10:45」「出発11:00」と印字されています。飛行機は出発時刻と搭乗時刻は別物である事を再認識しました。搭乗開始まであと1時間強です。

セキュリティーチェック(保安検査)

保安検査場は10分程度の待ち時間でした。100ml以上の液体を所持していると保安検査に合格できません。保安検査待ちの列の途中にペットボトル廃棄用のゴミ箱があるので飲みかけのペットボトルでも捨てられます。(100ml以下の液体でも透明のシッパー付きプラスチック袋に入れる等の処置をしないと保安検査に合格しません。詳しくはネットでしっかり調査が必要です)。

ボディーチェックの機器は5年前よりも進化していて、これは金属探知機ではなく「身に着けている物全ての探知機」だと思っています。金属物はもちろん、ハンカチ等の金属でない物も含めてポケットの中は完全に空にして、シークレットポーチ等も取り外して、身に着けているのは服と下着だけの状態で機器検査を受けると、機械検査後の検査員の手によるボディーチェックが省略される確率が上がると思っています。

飛行機の機内

シートには浅く座っています。深く座れば前席と膝との間隔はもっと確保できます。

機材はボーイング737。機内は満席で乗客はほぼ全員日本人だと感じました。エコノミークラスのシートピッチは日系エアラインの国際線機材よりも狭い感じですが、飛行時間は3時間半なので苦行ではありません。上の機内写真はシートに浅く座って撮影しました。シートに深く座れば前席と膝との間隔はもう少し確保できます。

経験上、米系エアラインは機内温度が低い(低いのを通り越して寒すぎ)です。この対策として、真夏の東京から常夏のグアムに行くのに、機内では二人とも準備していたライトダウンジャケットを着て足には各座席に用意されているブランケットをかけていました。

キャビンクルーによる機内アナウンスは英語と日本語(日本人キャビンクルーが2名乗務しいるとの事でした)。英語のアナウンスは7割程度しか聞き取れず、5年間で英語力が落ちたのを実感します。(これでは、外国人クルーの英語指示を理解して緊急脱出を援助するのは無理なので非常口に座らなくて良かった。)

個人モニターで見られる日本語の映画は2~3種あり、好きなものを選択できます。ただしどの映画も途中から始まるのが不思議です。

着陸20分前に操縦席から「グアムは気温30℃、南東の風20ノット」との機内アナウンスがありました。グアム空港の滑走路は南西から北東の方向のはずなので完全な横風着陸となり、もし風が強くなったら着陸できないのではないかと少し心配でした。結局、滑走路にタッチダウンして1~2回蛇行した後かなり強めのブレーキという着陸操作で、一回の着陸進入で無事に降りてくれました。

グアムCIQ(入国審査、税関、検疫)

飛行機を降りて入国審査場まで徒歩10分弱。

入国審査の待ち時間は30分程度でした。幼児連れの家族を優先的に審査する様子も見られました。アメリカは入国審査に限らず社会で子供を保護しようとする国なのです。入国審査の詳細は述べませんが、前回アメリカに商用目的で訪れた際の入国審査と比べればシンプルでした。

入国審査が終わると成田で預けたスーツケースを引き取って税関申告です。日本で実施したグアム税関への電子税関申告時に発行されたQRコードをスマホに表示させ、税関審査ゲートの読み取りセンサに示します。その後は税関審査官の指示にしたがいます。

検疫(新型コロナ関連)については何もありませんでした。

スマホをグアムSIMに切り替え、APN設定

スマホのAirplaneモードを解除し、設定メニューから日本SIMをグアムSIMに切り替えます(グアム用プリペイドSIMの入手と準備については準備編3を参照してください)。

ところが、アンテナバーは4本立ちますがGoogle検索ができません(つまりネットにつながっていません)。グアムSIMの取説には「ほとんどの場合、自動で通信可能となります」との記載がありますが、どうやらAPN(Access Point Name)の自動設定に失敗しているようです。

スマホの設定メニューからグアムSIM用のAPN情報を見ると、グアムSIMの取説に記載されているAPN情報と一部が異なります。異なる箇所を取説とおりに修正してAPN情報を上書きしたら、アンテナバー横に4Gと表示されてました。「3Gが表示されるはずだが?」と疑問に思いましたが、Google検索が可能となりネットに接続できていますので結果オーライです。(3G,4Gについては準備編3を参照してください)。

一方、妻のスマホ(私のスマホとはメーカーが異なる)は自動APN設定が成功したようで、SIMの切り替え設定だけで4Gが表示されてネットに接続できています。お互いにグアムSIMの電話番号(グアム市内電話番号)で電話をかけて通話テストもOKですので、これでグアムSIMの開通確認完了です。帰国まで日本の携帯電話番号とはお別れです。

ホテルに移動

定額タクシーを利用

グアム空港のLandsideに出たら、事前に調べておいたタモンホテル地区までの定額タクシーのカウンターに向かいます。カウンターの職員から「Westinまで基本料金$20。空港発加算が一人$5。合計二人で$30。現金のみ。」と説明でした。念のため「料金はチップ込みか?」と聞いたところ「It’s up to you.」との事。$30を前金で支払い,カウンター横のベンチで5分ほど待つとドライバーが迎えに来てくれました。

ホテルまでの車中でタクシードライバーさんと話しましした。「最近は韓国人観光客が増えている。日本人も、もっと来てほしい。」「タイフーンMawarの被害(*1)は大きかったが、今は多くのホテルやショップはオープンしている。復旧中の地区も残っているけどね。」「最近の天気は曇りが多い。グアムの天気が良いのは日本が冬の時期」との事。車窓から見える各種ホテルの名前のガイドもしてくれて約15分のドライブでホテル着。良いサービスでしたのでチップをお渡しました。

(*1)2023年5月24日にスーパー台風Mawarがグアムを直撃。停電、断水、倒木、家屋やホテル破損等グアムの被害は甚大。グアム空港は浸水のため5月29日まで閉鎖。

復路のタクシードライバーとの会話

ブログの構成上は「旅行編2」に記載する内容ですが、復路のタクシードライバーさんとの会話もここに記載します。

ホテルからグアム空港への車中でタクシードライバーさんが言うには「日本人は礼儀正しい」「コロナ規制は解除されたのだから日本人も、もっとグアムに来てほしい」。私が「礼儀正しい人を見ても、アジア人は黒髪に黒い目だからどの国の人か分からないでしょう?」と問うと「私たちは、その人の振る舞いで日本人か否か分かる。あなたは英語を話すが日本人だとすぐにわかったよ」との事。

リップサービスの要素はあるとしても、往復両ドライバーともに日本人に好感を持っていると感じました。今後とも、彼らが持っている好感を裏切らないようにしたいものです。

ホテルにチェックイン

ホテルのレセプションは待ち時間ゼロでチェックインできました。その際、ネットでの宿泊予約時に使用したクレジットカードの提示を求められましたがデポジットの要請はありませんでした。(この点は宿泊客や予約形態によって対応が異なると思います)。

付近にベルパーソンがいなかったので荷物は自分で部屋まで運びました。まだ日中で安全上の不安は無いし荷物はスーツケース2つだけなので問題ありません。(もちろんレセプションかベルキャプテンにベルサービスを依頼することも可能だと思います。)

客室までの展望エレベーターが少しガタゴトするように感じますが、これは日本で稼働中のエレベーターの静粛性が優秀だからそう感じるのだと思います。部屋に入って、不審者の有無、ベッドバグの有無、トイレとシャワーの動作を確認して、自宅からグアムへの移動完了です。一息つきました。

まとめ

グアムは日本からの距離が近いだけあって、移動が楽です。体力的に国内旅行と大差ありません。この点では気軽に行ける海外です。