グアムに旅行しました。
2023年7月下旬にグアムに旅行しました。最近仕事がハード気味だったので、会社から遠く離れて休養したかったのです。私にとっては初グアムでした。
コロナ禍前は毎年2,3回の海外出張がありましたが、最近5年間は公私ともに海外には行っていません。グアムは日本との時差1時間、飛行時間は3時間半、言語は英語、ホテルもビーチもあるので、休養するには良いところだと思って旅行を計画しました。
いままでは航空券の手配は旅行代理店さんにお願いしていましたが、今回は航空券もホテルも自分で予約する事にしました。
5年間の海外ブランクと、初めての航空券の個人手配だったので、新たな気づきがありました。旅行の様子を「準備編1~3」と「旅行編1~2」に分けて、気ままに書いていきます。
個人で手配する? 旅行会社のツアーに参加する?
私が大手旅行会社さんのツアー2~3例を調べた限りでは、航空券とホテルを自分で手配すると(大手旅行会社さんのツアーよりも)費用は安くなりました。(もっとしっかり調べれば安いツアーが見つかるかもしれません。旅行する時期によっても結果は異なると思います)。ただし個人で手配した場合は旅行に関する全ての事項が自己責任になりますので、現地でトラブルが発生した場合は全て自分で対処する事になります。(例:飛行機が欠航する、ホテルフロントであなたの予約は受けていないと言われる、現地で新型コロナを発病する)。
旅行会社さんのツアー(添乗員無しの現地終日フリーのツアー)に参加すれば、現地トラブルが発生しても旅行会社さんの「現地ツアーデスク」が日本語で助けてくれると思います。ホテルや飛行機の予約は当然実施してくれますし、入国に必要な事前手続き、書類の記入方法も指導してくれると思います。
私は、幸か不幸かいくつかの海外トラブルを経験していますし、旅行準備自体も楽しみたいので、今回は個人で全てを手配しました。
ホテルの予約
ホテルの選択
私の身近にグアム旅行経験者はいませんし、グアムに知り合いもいません。そこで以下の条件からネットで調べてホテルを決めました。
海外のホテル選択では、安全が第一です。
- ホテルのグレードは安全に直結すると思っています。私は四つ星以上のホテルから選びます。
- 治安のよい地域にあるホテルを選びます。グアムのタモン地区なら安心だと思います。
旅行の目的にあったホテルを選びます。今回は休養とグアムの海を体感するのが目的です。食事や買い物の便を考えると繁華街に近いことも重要です。
- 評判の良いビーチに隣接しているホテルを選びます。部屋で水着に着替えて、すぐにビーチに到着できれば最高です。
- 繁華街まで安全に歩いて行けるホテルであれば便利です。
- 宿泊費は、旅行の予算内に収める必要があります。
これらの条件とネットでの評判を勘案してWestin Resort Guamを選びました。ホテル滞在の様子は「旅行編」で記述します。
Westin Resort GuamはMarriott Bonvoyグループのホテルです。私はMarriott Bonvoyの会員なので、宿泊ポイントがつくし、部屋で高速Wifiが無料で使える事も考慮しました。なお、会員になるのに入会金や会費は不要です。
Westineを予約
Westin Resort Guamのホームページから宿泊の予約をしました。朝食付きのプランがあったのでこれにしましたので、海外で不足しがちな野菜を朝食のサラダバーで補充できます。(それに毎朝、街のレストランを探して食べに行くのも面倒なので)。宿泊日の3日前まではキャンセル料が無料のプランにしたので、万一旅行をキャンセルしなければならない場合でもキャンセル費用面で安心です。
宿泊予約手続きが終了すると、すぐに確認メールが送付されてきます。ただし発信元はWestin Resort GuamではなくMarriottの予約センターです。送付されてきたメールは、ホテルにチェックインする際に提示できるように、印字して現地に持参します。
宿泊日が近づくとMarriottの予約センターから予約確認のリマインダメールが到着するので安心です。今まで海外のホテル泊の場合は、ホテル到着の2,3日前にホテルに直接電話かメールで、宿泊予約のリコンファームをしていました。しかし今回は、予約については十分安心できる状況なのでリコンファームは不要と判断しました。(もちろん当日のホテルチェックインはスムースでした)。
飛行機の予約
-1-1024x682.jpg)
ユナイテッド航空の予約
ユナイテッド航空が成田-グアム直行便を就航しています。国際線の個人手配は初めてなので、勉強になりました。予約手順を少し詳しく書いていきます。
ユナイテッド航空のホームページから飛行機を予約します。往路は成田11時発→グアム15時45分着、復路はグアム17時発→成田19時55分着の便にしました。往復ともにバカンスにはピッタリの運行ダイヤです。(この便は私が搭乗した2023年7月下旬時点で週3便運航、2023年8月からは毎日運航です)。
機材はボーイング737。機内の通路が1本の機材です。飛行時間は3時間半と短いのでエコノミークラスで十分です。
エコノミークラスには3つの種類があります。一番安いのは「Basic Economy」クラス。でも事前の座席指定はできません。グアムへは妻と行くので隣同士の座席としたいので「Basic Economy」クラスの利用は見送りました。(5年前まではBasic Economyというクラスは無かったので最初は戸惑いました)。残るは「Economy」か「Economy Full Refund」の2択。今回は休養旅行なので(海外出張と異なり)日程変更の可能性は低いので、安価な「Economy」にしました。
後日ユナイテッドのカスタマーサービスに「Economy Full Refund」 ではなく「Economy」における予約変更の取り扱いについて尋ねてみました。回答の要旨は次のとおりです。
- 予約の種類によって予約変更時の対応が異なる
- 私の予約の場合は、事前に予約の変更を申し出た場合は(筆者注:つまりドタキャンでなければ)クーポン券を発行する
- クーポン券の有効期間は1年
- クーポン券を利用したユナイテッド便の再予約にあたってはキャンセルした便の運賃よりも高い運賃の便を予約が必要
筆者注:当然運賃の差額は追加で支払う事になると思います。
予約時の注意点
予約の際に入力した、氏名(性 Family Name, 名 Given Name)、性別等はパスポートと完全に一致している必要があります。パスポートと1文字でも違いがあると出発当日空港チェックインカウンターで搭乗を拒否されますから、グアムには行けません。どうしてもグアムに行きたければ、正しい名前で航空券を新規に追加購入する必要があります。このように誤入力すると大事になりますので、姓名、性別等は何度も見直してパスポートと完全に一致している事を確認します。
予約番号とeチケット
予約が完了すると、「Guam, GU, US (GUM)のユナイテッドのご予約を処理中です」との件名のメールが送付されてきます。予約番号や購入金額、日付、便名等(航空業界ではPNR: Passenger Name Recordと呼ぶらしいです)が記入されているので間違いがないか確認します。
その2分後に「eTicket Itinerary and Receipt for Confirmation ******」というメールが送付されてきました。******は予約番号(上述のPNR)です。短時間に二つのメールが送付されてきます。両者の違いは、eTicket number(13桁の数字 ユナイテッド航空であれば0162からはじまる番号)が記載されているか否かかです。「eTicket Itinerary and Receipt for Confirmation ******」との件名のメールにeTicket numberが記載されていますので、このメールが「eTicketのコピー」です。
Visa Waiver Programを用いてグアムに入国する際は(詳しくは「準備編2」に記述します)、現地の入国審査官に帰りの航空券を提示する必要があります。この時提示するのは後者のメール、つまりeTicket numberが記載されているメールです。入国審査場での、万一のスマホ故障や電池切れに備えて、メールは印刷して持参しました。
eTiceketの原本はユナイテッド航空のコンピュータの中にデータとして保管されています。ですから「eTicketのコピー」を紛失しても原本は残っているので、Unitedから送付されてきた「eTicketのコピー」メール(複数ある場合は直近のもの)を再印字すれば、それでOKです。
座席指定
話をユナイテッド航空の予約完了時に戻します。予約完了後に座席指定を行うためユナイテッド航空の予約確認ページに入ると、予約した便の機内のシートマップが表示されます。しかし「エコノミークラスのシートは全てグレーアウト」していて座席指定ができませんでした。指定できるのは「エクストラレッグルーム」か「プリファードシート」だけで、どちらも追加料金が必要です。(またまた5年前には無いシート区分の登場です)。「エクストラレッグルーム」は足元が広い席、「プリファードシート」はエコノミークラスの中の前方の席で、機内食が早くサーブされ、グアム着陸後に早めに降機できるとの事。
「Economy」の座席予約方法についてUnited Airlinesのカスタマーサービスに電話で問い合わせたました。回答の要旨は以下のとおりでした。
- 出発日が近づくにつれて徐々に空席を開放する。
- 出発24時間前に空席を一斉開放するので、この時に好みの座席を確保する事を推奨する
スマホで2~3日間隔で空席をチェックしていたところ、数日後に18席の空席が出た(グレーアウトではなく予約可能を示す白色になっている)ので、好みの席をポチって座席予約完了です。
United Airlinesのアプリをスマホに入れておけば、上述の空席照会が気軽にできます。また、グアム入国に必要な書類の説明や、出発時刻変更等のおしらせもアプリで通知してくれるとの事ので便利です(アプリの表示は全て英文です)。
悲しい発見
私が予約した便はレガシーキャリア(つまりLCCではない航空会社)の国際線なのにビジネスクラス以外では、機内でアルコールは提供しないとの事(泣)。(これはユナイテッド航空の成田-グアム線に限定した事だと信じたいです)。
座席区分、アルコール提供と、国際線はこの5年間でずいぶん変化していました。
モバイルチェックイン
出発18時間前にスマホでユナイテッド航空のアプリで座席の確認を試みると、「座席変更」のメニューは無くなり、代わりに「モバイルチェックイン」メニューが登場します。これも勉強だと思ってモバイルチェックインの手続きを始めましたが、その途中で「パスポートのスキャン」項目が出てきました。実は別のアプリでパスポートスキャンをうまく実施できず苦労しました。パスポートへの照明の当て方の問題のように感じますが真因は不明です。(自称技術屋なのに情けない)。(詳細は「準備編2」で述べます)。希望の座席は確保できているし、出発前日であり、その他の準備もあるので、モバイルチェックインは諦めて、出発当日に成田空港の有人チェックインカウンターでチェックインする事にしました。
今回の旅行では成田空港で預入荷物(スーツケース2個)があるので、たとえモバイルチェックインをしたとしても、成田空港のチェックインカンターで荷物のチェックイン手続きが必要です。つまり「モバイルチェックイン」できたとしても結局カウンターに行くことになるので「モバイルチェックイン」の有難味は半減するように思います。
モバイルチェックインができなかった負け惜しみを書いて「準備編1」を終わります。